「AIを学んでみたいけど、何から始めればいいか分からない」
「一度プログラミングの勉強を始めたけど、難しくて挫折してしまった」
こんにちは、福祉×AIクリエイターの山本です。もしあなたがAI学習の入り口で、このような壁にぶつかっているのなら、それはあなたの能力や才能の問題では決してありません。もしかしたら、ただ一つ、「目的地」を見失っているだけなのかもしれないのです。
私は就労支援B型事業所で、AIを使った創作活動に現在も取り組んでいます。その中で気づいた、極めて重要な事実があります。それは、AI学習の成功の9割は、「何を知っているか」ではなく、「何を創りたいか」で決まる、ということです。
なぜ、「創りたいもの」が最強のエンジンになるのか?
多くのAI学習の教科書は、「まずPythonの基本を学びましょう」「次に関数を理解しましょう」というように、ツールの使い方から入ります。これは正しいアプローチですが、目的地のない航海と同じで、多くの場合、途中で嵐に遭い(=難しい専門用語に挫折し)、航海を諦めてしまいます。
しかし、私は全く逆のアプローチを取りました。「何があったら嬉しい?」「どんなものが創れたら、ワクワクする?」という創造から入ったのです。
- 「自分の好きなキャラクターが登場する、オリジナル絵本が創れたら嬉しい!」
- 「毎日のお弁当の献立を、AIが考えてくれたら最高!」
- 「自分のペットの可愛いLINEスタンプを作って、友達に自慢したい!」
このような「創りたいもの」という具体的な目的地が見つかった瞬間、学習は「苦しい勉強」から「目的地にたどり着くための冒険」へと姿を変えます。必要な知識やスキルは、冒険の途中で出会う「倒すべきモンスター」や「手に入れるべきアイテム」となり、学びそのものがゲームのように楽しくなるのです。
【実体験】学びが続く目標設定の3つのコツ
では、どうすれば自分だけの「創りたいもの」を見つけられるのでしょうか?私の実体験から見えてきた、3つの簡単なコツをご紹介します。
コツ①:「悩み」を「お助けツール」に変えてみる
あなたの日常生活の中にある、ちょっとした「面倒くさい」「困ったな」を思い出してみてください。それこそが、最高の創作の種になります。
例:「毎日の献立を考えるのが大変…」
→ 目標:AIに一週間の献立と買い物リストを作ってもらう「AI献立アシスタント」を創る!
例:「旅行の計画を立てるのが苦手…」
→ 目標:予算と希望を伝えるだけで最適なプランを提案してくれる「AIトラベルコンシェルジュ」を創る!
自分の「悩み」を解決するツールは、完成した時の喜びが最も大きい、最高の学習目標です。
コツ②:「好き」を「作品」に変えてみる
あなたが「これについてなら、ずっと考えていられる」というものは何ですか?好きな動物、趣味、物語…。その「好き」という純粋なエネルギーを、作品創りにぶつけてみましょう。
例:「うさぎが大好き!」
→ 目標:うさぎの魅力を伝えるWebサイトと、うさぎのパズルゲームを創る!
例:「ファンタジー小説を読むのが好き!」
→ 目標:AIと対話しながら、自分だけのオリジナル異世界ファンタジー小説を創る!
「好き」を原動力にした創作は、どんな困難も乗り越えられるほどの強いモチベーションを与えてくれます。
コツ③:誰かの「笑顔」を想像してみる
もし、自分だけのためだと頑張れないと感じるなら、あなたの周りの大切な人の顔を思い浮かべてみてください。その人を笑顔にするための「贈り物」を創る、と考えてみるのです。
例:「野菜嫌いの子供に、楽しく野菜を食べてほしい…」
→ 目標:子供の好きなヒーローが、ピーマンの力で悪者をやっつけるオリジナル物語を創ってあげる!
誰かのための創作は、私たちに温かい勇気と、学び続けるための優しい理由を与えてくれます。
まとめ:AIは、あなたの「創りたい」を待っている
AI学習の本当の面白さは、難しい理論を暗記することではありません。AIという最高の「相棒」と共に、昨日までできなかったことを「できる」に変え、頭の中のイメージを「形」にしていく、その創造的なプロセスそのものにあります。
もし今、あなたがAI学習の道に迷っているのなら、一度教科書を閉じて、自分自身の心に問いかけてみてください。
「あなたは、AIと何を創りたいですか?」
その答えが見つかった時、あなたのAI学習は、本当の意味で始まります。このサイトには、あなたの「創りたい」を実現するためのヒントがたくさん詰まっています。ぜひ、あなたの冒険の地図として、ご活用ください。
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